子育てライターが教室長を直撃 個別指導塾のここが知りたい!子育てライターが教室長を直撃 個別指導塾のここが知りたい!

子育てライターが教室長を直撃
個別指導塾のここが知りたい!

最近、個別指導の塾が注目を集めています。TV広告でも街の看板でも「個別指導」を前面に押し出したものが多く見られます。親同士の会話の中でも、通い出したお子さんの話がちらほらと耳に入ってきます。

でも、今のお子さんの親世代が学生だった頃は、個別指導といえば家庭教師、塾といえば集団の授業スタイルが普通で、個別指導塾に通ったという方は少ないのではないでしょうか。

そんな親御さんから見て個別指導塾は、実際にはどんなふうに授業が行われているのか?
集団塾との違いは?料金はどうなのか?
など、わからないことだらけ。

そこで、小4、中1の子どもがいるアラフォーライターNが、塾の中の人を直撃取材!
話を聞いたのは個別指導のエキスパート、湘南ゼミナール個別指導コース綱島教室・教室長である千葉隼也先生。教室の責任者であり、自らも生徒を指導する講師でもある千葉先生にさまざまな疑問をぶつけてみました!

個別に合う子、集団に合う子。どんな違いがある?

個別に合う子、集団に合う子。どんな違いがある?

  • ライター

    個別指導と集団塾を選ぶ以前に、小学生の場合、いつごろから塾に行くものなのでしょうか?

  • 千葉先生

    もちろん目的によるので決まっているわけではないですが、4年生になるタイミングぐらいが多いですね。目的とは、学校の成績を上げたいのか、どの志望校の受験対策をするのか、などです。

  • ライター

    目的がはっきりしてないとマズイですか? うちは「受験するかわからないけれども、勉強は始めておきたい」みたいな曖昧な感じなのですが……。

  • 千葉先生

    マズくないです。どちらの学校に行かれるにしても勉強は必要なので、現状苦手なところはしっかり克服しておきましょうというお話は多いですね。

  • ライター

    わが家には、ずばり4年生になる子どもがいて、やはり塾に通おうかと話しています。個別指導に興味があるのですが、うちの子が合うのか、気になっています。個別指導が合う子、集団塾が合う子って違いがありますか?

  • 千葉先生

    向き不向きというよりは、お子さんと親御さんが求めているものによると思います。個別指導に求められている点として圧倒的に多いのが「質問のしやすさ」です。集団塾で質問しづらいのには、ほかの生徒さんがいる中で手を挙げにくかったり、授業の進捗についていけなくなったり、たくさん質問したいのに遠慮してしまったりなど、さまざまな理由があります。

「わからない」をスタートに。遅れを取り戻す

「わからない」をスタートに。遅れを取り戻す

  • ライター

    うちの子の場合、最近ちょっと授業について行けてないようなところがあって心配なのですが……

  • 千葉先生

    以前、中学2年生になるタイミングで、小学校で習う計算がわかっていなかった生徒さんがいました。分数で分母を揃えて計算する「通分」というのがあるのですが、そこがわからないまま中学1年生まで来てしまったのです。そこで、中2になる前の春休みに小5の算数から計算単元だけを集中的に個別指導で学習しました。その結果、中2最初の定期試験で数学が40点ぐらい上がりました。

  • ライター

    40点アップはすごいですね。

  • 千葉先生

    大事なのは、スタート地点として「わからない」ところを見つけることですね。どんなに学年を遡ってもわからないところを見つけて、そこからやるしかない。でも結果的にそれが一番の近道なのです。

  • ライター

    言われれば確かにそうなんですが、それを実現するのは難しい気がしますが、うまく実行する秘訣はあるのでしょうか?

  • 千葉先生

    湘南ゼミナールは、これまで生徒さんたちを何十年も見てきた積み重ねがあります。その経験から導き出した「成果を出す」カリキュラムがあるのです。またカリキュラム以外にも、集団塾でのノウハウを使って作成された指導書もあります。これを「QEシート」と呼んでいますが、その指導書をベースに各先生が生徒の反応や状況に応じ変化をつけながら授業を進めていきます。

  • ライター

    集団塾のノウハウを個別指導に生かしているというわけですね。そのQEシートを使った授業とは、どんなものなのでしょうか?

  • 千葉先生

    QEシートによる授業は、基本的に知識を詰め込むスタイルではなく、問いかけをしながら、原理原則を知るための質問、そこに本人が辿り着くための質問を極力たくさんするようにします。その質問の中には、意図的に間違えやすい問題がいくつか挟まっていて、間違えることも通じて、より深く内容を理解していけるよう工夫しています。

講師の選考基準は?質の高い講師を保つ秘訣は?

講師の選考基準は?質の高い講師を保つ秘訣は?

  • ライター

    個別指導だとやはりどんな講師が授業をしてくれるのかが気になります。千葉先生は教室長の立場から講師の応募者を選考されるとき、どんなところを重視されていますか?

  • 千葉先生

    ポイントは3つあって、まず1つは「表情」。笑顔が出るかはとっても大事なポイントです。2つ目は、「話が聞ける」こと。僕たちの仕事では、うまく教えることと同じぐらい子どもたちの「わからない」を引き出すことも大切。3つ目は「熱意」。子どもに携わる仕事がしたいという熱意ですね。そして、それをちゃんと自分の言葉で話せるかを確認します。

  • ライター

    すごく基本的なチェックポイントのように感じますが、やはり重要なんですね。面接を通過したあと、先ほどおっしゃっていたQEシートを基に研修されるということでしょうか?

  • 千葉先生

    はい。研修はほとんどがロールプレイングです。模擬授業で、子どもへの伝え方の練習を重点的に行います。基本は、大きな声で話すこと。個別指導では、圧倒的にコミュニケーション能力を要求されるからです。

  • ライター

    そうした研修の成果はどのようにして確認するのでしょうか?

  • 千葉先生

    一定期間研修を受けた後、卒業検定があります。それを通らないと生徒さんの前に出しません。

  • ライター

    個別指導というと、講師の当たり外れのギャップが大きいのではないかという不安がありましたが、湘南ゼミナールではそんなことはなさそうですね。

親は塾にお任せしていい?むしろ口出ししないほうがいい!?

親は塾にお任せしていい?むしろ口出ししないほうがいい!?

  • ライター

    実際に塾に通うようになると、親が塾へ行って先生とお話しする機会ってあるのでしょうか?

  • 千葉先生

    年に3、4回30分前後の教室長と面談する機会を設けさせていただいています。その際、親御さんにお話しするのは、学習状況、カリキュラムの進捗の報告、通われている学校での様子や面談の内容なども伺います。

  • ライター

    そのほかに先生と親とのやりとりはないのでしょうか?

  • 千葉先生

    面談以外に電話をすることはあります。例えば、「宿題やってきませんでした」ですとか、「テストができなかったので今日は復習でちょっと遅くなっても大丈夫ですか」といったことをお伝えしています。

  • ライター

    ときどき電話をいただけると、その機会に少し相談できそうで安心です。逆に、これだけは親のほうでやっておいてもらいたいことってありますか?

  • 千葉先生

    特にないですね。親御さんには、お子さんの勉強についてはお任せください、と申し上げています。思春期のお子さんの場合、あまりお子さんに口出ししないでくださいということはありますが(笑)。

  • ライター

    年頃の子どもって親が言っても聞かないですからね(苦笑)。

以上が、個別指導に関する疑問をぶつけてみた結果でした。どの質問にも率直に答えていただいたので、大いに参考になりました。帰ったらさっそく子どもと体験授業について話し合ってみようと思います!