小学生に塾は必要ある!塾に通う3つのメリット!
小学生が塾に通うことのメリットは主に次の3つです。
1. 学習「能力」が高まる
2. 学習「意欲」が向上する
3. 勉強する「習慣」が身に付く
1. 学習「能力」が高まる
苦手な問題を先生に教えてもらうことができるので、1人で悩み続ける時間も減り、勉強の効率が上がります。また、塾の先生からは問題の答えだけではなく、分からないときにどのように学習すればいいのかも教えてもらうことができます。
2. 学習「意欲」が高まる
学校では理解できなかった問題が解決して成功体験が増えることで、お子さまは勉強の楽しさを知ることができます。また、解ける問題が増えていくと、勉強に対する苦手意識も薄まります。毎回同じ空間で勉強を共にする生徒がいれば、お互いを見て学習意欲を高め合える友達もできるかもしれません。
3. 勉強する「習慣」が身に付く
塾に通うことで、定期的に勉強する時間が確保されます。塾は勉強以外に好奇心を刺激するものが少ないので、家では集中できないお子さまでも勉強に集中することが可能です。また、小学生の頃から定期的に勉強する習慣を身に付けておくことで、中学高校でも自発的に勉強ができるようになります。
小学生が通う学習塾には大きく分けて2種類がある!
小学生が通う学習塾には大きく分けて、下記の2種類があります。
・進学塾
・補習塾
それぞれ目的が異なるので、塾の形態を知っておいて、お子さまをどちらに通わせるべきなのか検討しておきましょう。
進学塾・・・授業内容は理解した前提で内容もレベルが高いことが多い
進学塾とは、中学受験の対策を主に行っている塾です。中学受験合格を目的にしており、入試から逆算してカリキュラムが組まれているため、授業内容もレベルが高いです。学校よりも進んだ内容を先取りして、基礎を早めに習得させるので、進学塾の授業は学校の授業を理解していることを前提に、進行していきます。また、小学校の授業では扱わない、受験対策用の応用問題に取り組んだりすることもあります。
補習塾・・・苦手や基礎を中心とした授業のサポートが主な目的
学校の授業のサポートが主な目的の塾です。基本的に学校のテキストの内容に沿って授業が進行していきます。学校の授業がスムーズに受けられるように、苦手な問題を解消したり、先取りして基礎を押さえたりします。勉強嫌いなお子さまに対して、学習意欲を上げるために授業内容を工夫している塾も多いです。
小学生が塾に通うなら個別指導と集団指導、どちらがおすすめ?
塾には個別指導と集団指導のものがありますが、どちらかを選べば確実に身になるというものではありません。どちらの塾にも特長があるので、塾に通わせる目的やお子さまの性格に合わせて選びましょう。
個別指導の特長・・・先生一人に対して1~3人の少数制
マンツーマン、もしくは先生1人に対して生徒1~3人の少人数制で授業が行われる塾です。分からない問題が出たらすぐに質問しやすく、お子さまのペースや都合に合わせて授業を進行してもらうことが可能です。ですので、習い事や部活に合わせた塾のスケジュールを組むこともできます。他の生徒との学習進捗の差が分かりづらいという点もありますが、塾によっては模擬試験などを通じて、他の同級生との学力の比較を可能にしています。
集団指導の特長・・・クラス単位とレベルごとで授業を行う
複数の生徒と共に授業を受ける塾です。授業の進行ペースは、通うクラスがなにを目的にしているのかによって決まります。常にライバルとも言える同級生と同じ校舎で授業を受けるので、競争心があり、競い合うのが好きなお子さまにおすすめです。進学塾は集団指導の場合が多いです。
塾に通う小学生はどれだけいる?
上記のグラフは、平成28年度に文部科学省から発表された「子供の学習費調査」を基に、塾に通っている小学生の割合を示したものです。私立の生徒は約7割、公立の生徒でも約4割の生徒が塾に通っています。
このようなデータから、私立小学校の約7割の生徒は、小学生のうちから塾に通い、学校以外での勉強習慣を身に着けているということが分かります。また公立小学校の生徒も約4割ではありますが、塾に通っています。以上の結果から、小学生から塾に通う必要性はあると考えられます。
小学生が塾に通うのはいつからがおすすめ?
中学受験をする場合
受験対策用のカリキュラムが始める時期を狙って進学塾に入塾すると、カリキュラムの途中から入塾するよりも、スムーズに受験勉強を始められます。塾の学習スケジュールは一概に言えるものではなく、塾によっても違うので、気になる塾があれば学習スケジュールなどを確認してみましょう。
中学受験をしない場合
中学受験を考えていない場合でも、学校の授業に追いつけなくなったり、分からない問題が増え始めたりしたときには、すぐに入塾を検討することがおすすめです。小学生は高学年になるにつれて授業内容が難しくなり、勉強に対する苦手意識を持ちやすくなります。そのまま苦手意識が定着すると、勉強が嫌いになり、ズルズルと分からないことが増えていく可能性が生まれます。
小学生が塾に通うにはいくら費用がかかる?費用相場を知ろう!
※上記は文部科学省「平成28年度子どもの学習費調査」(P5.図3-3)と「家計調査報告(家計収支編)平成28年」(P24.図Ⅱ-1-2)から算出。小数点第二以下切り捨てで表記しています。
※計算式は「平均学習費」÷「可処分所得」です。生命保険文化センター:「教育費が家計に与える影響は?」の算出方法に依拠
上記は40~49歳の平均可処分所得における学習費用割合です。小学生のお子様を持つ家庭の場合、自由に扱える収入の約1.5%~5.5%を学習費にあてていることが分かります。
塾の費用相場を考える場合、塾の指導形態やコマ数などの条件によって大きく異なるため、具体的な数字ではなく、割合で考えてみる方が実態に即していることが多いです。もし塾の費用相場で悩んだときはこの数字を参考にあなたにぴったりな価格帯を探してみてください。
塾費用は進学塾か、補習塾かで金額が大きく異なる
塾にかかる費用は塾に通う目的によって金額が大きく変わります。一般的には中学受験のための進学塾の方が、学校授業の予習・復習のための補習塾の授業料よりも高いことが多いです。進学塾では受験のためにレベルの高い講師や教材を揃える必要があり、その分が授業料や教材費に反映されて高額になっています。
塾の費用は定期的な授業料や教材費のほかにも、季節ごとの講習費、入会金なども加味しておくことが必要です。塾によっては、入会費や年会費が不要な塾や、割引などのキャンペーンを行っている塾もあるので、塾ごとに細かな費用をチェックしましょう。
小学生から塾で学習能力・学習意識を向上させましょう!
塾には中学受験の対策ができるところもありますが、受験を考えていないお子さまにも、塾に行くメリットはあります。塾に通うことで、お子さまの学習能力を高めることが可能だからです。小学校のうちからしっかり勉強することで、中学校の授業がスタートしても出遅れる心配がなくなります。また、学習に対する意識づけは、今後の中学、高校生活にも影響するので、早めに対策しておくことがおすすめです。
湘南ゼミナールでは、お子さまの目的や学力によって複数のコースから自分に合ったスタイルの塾を選ぶことができます。お子さまの学習状況に不安を感じた際には、ぜひ相談に来てください。